ミッションクリティカル 多拠点接続

システム断無しの難条件下で
新規ネットワーク環境へ切替

製造・技術
  • #多拠点接続

稼働を止めることが出来ない環境において
システム無停止でネットワーク切替を実現

InfiniCoreはお客様の既存環境における課題を可視化し、 特定した課題に対して最適なソリューションを提供します。

お客様が実現したかったこと

  • ・既存設備老朽化対応
  • ・大規模障害リスク/機器能力不足の解消

実現に向けた課題

無停止のネットワーク切替


お客様の業務特性上、システムを停止させずにネットワークを切り替える必要があった。運用中のビジネスシステムに対してのダウンタイムを許容しない厳しい要件であったと共に、既存LAN内複数のダイナミックルーティングプロトコルが共存しており、それぞれが複雑な移行経路を持っていたため、ネットワークルーティングの整合性を保ちながらスムーズな切替を行うためには、高度な移行設計と慎重な計画が必要であり、設計が複雑化していた。


実環境に近い検証環境の構築

複雑な移行設計の妥当性を検証するためには、検証環境を実際の運用環境に限りなく近づける必要があったが、社内で保有している機器だけでは必要な数を満たすことができず、追加の機器やPCを確保する必要が生じた。特に、テストのための疎通確認を行う大量のPCが不足しており、それらを準備するためのリソース確保が一つの大きな課題となった。


遠距離間機器導入

新規ネットワーク機器導入のために、複数の拠点にわたる作業が必要となった。各拠点は数キロメートル離れた地点に点在しており、現地での作業は車両移動が必要となったため、移動手段の確保や効率的な移動計画を策定する必要があった。また、遠距離間での連携作業を行うためには、適切な人員アサインが重要であり、適切なタイミングで作業を完了させるための要員計画が重要な課題となった。

InfiniCoreのソリューション

移行設計と詳細検証

机上での移行設計案策定と検証ラボでの詳細動作確認を繰り返し実施。移行中に通信が途絶えることを防ぐために、複数のダイナミックルーティングプロトコルの互換性や動作方法を徹底的に検証。通信断が発生した場合は、再度机上で設計案を調整し、再検証を行うというトライアンドエラーを繰り返し実施することでネットワーク断をほとんど発生させずに移行できる計画の策定を実現。


また、顧客の検証場所で実際に導入するネットワーク機器を使用し、全体ネットワーク構成に非常に近い環境で移行検証テストを実施。テスト環境では、実際の稼働状況をシミュレーションするために、10台以上のPCを使用して疎通テストを行ったが、2〜3名のテスト要員だけで対応できるよう、スクリプトによるテスト用アプリケーションを自動実行する仕組みを導入。この検証テストが高く評価され、計画の信頼性が確認された。


検証用機器の確保

社内保有機器だけでは検証で必要な台数を満たせなかったため、外部レンタル機器の調達に加え、お客様の遊休機材を借用して不足分を補填することで、実環境に近い形で十分な台数の機器を使用した検証を実現。


リモート作業体制の構築

新規ネットワーク機器を設置するためには、複数拠点に作業要員を派遣する必要があったが、遠距離各拠点に全員をアサインするのは困難であったため、お客様の協力を得て、ネットワーク機器の設置とケーブル接続、および移行時の物理的な切替作業をお客様側スタッフで対応する体制を整えた。この体制を前提にリモートでの移行作業を行えるよう準備を進め、作業統括拠点からネットワーク設定変更やトラブルシューティングのリモート実行を実現した。



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